JAいるま野 広報誌 2023.02|No.320
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就農4年目。地元農家も認める頑張り屋鶴ヶ島市で農業を始めたきっかけとは…自分に見合った地域性    冬の寒い風が吹きつける12月下旬、鶴ヶ島市の畑で朝早くから日が暮れるまで作業する石黒未麻さん。現在、約50㌃の面積でサツマイモやハクサイ、ダイコン、キュウリなどの季節野菜を栽培しているほか、今年からは春ネギも栽培しています。「今年は、天気の影響もあまり受けることなく順調に生育しました」と笑顔で話す石黒さん。収穫した野菜は、JA鶴ヶ島農産物直売所やカインズ鶴ヶ島など量販店に出荷しています。石黒さんは、就農4年目の新規就農者。2018年に農業大学校を卒業し、2019年には「いるま地域明日の農業担い手育成塾」を卒塾。指導農家から栽培方法などを教えてもらいながら励んできました。その付き合いは今でも続いていると言います。その懸命な姿にまわりの農家は「本当に良く頑張っている」「いつ顔を見に来ても黙々と作業していて頑張り屋だ」などとほめていました。寒さに負けないほどの熱い想いが伝わってきますね。そんな石黒さんに農業を始めたきっかけを伺いました。 「もともと自ら野菜を作って自給自足がしたいと思っていたんです。和菓子屋さんに勤めていた頃、原材料に興味を持ったことがきっかけで、農業を営むにはどこが一番最適なのか北日本、南日本を旅しました。結果、都心に近い埼玉県で農業を始めれば、販売面も期待ができ、更に多品目の野菜を生産している鶴ヶ島市が一番だと思い、就農先に決めました」と笑顔で話します。しかし、「就農当時は、右も左も分からず毎日体はクタクタでした…。苗を植える適期はいつなのか、収穫時期はいつが適しているのかなど年間通してのスケジュールを立てるので精一杯でした」と苦悩を明かします。「その頃は確かに苦戦しましたが、やはり昔からやりたかった 飛躍を目指す農業女子!(42歳)02鶴ヶ島市 町屋石黒 未麻さんやりたいことができる幸せを噛みしめ、販売強化を目指す

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