JAいるま野 広報誌 2022.12|No.318
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 JAは10月4日、新たな事業の創出と幅広い視野を持ち、革新的な発想ができる人材の育成を目的とした「新規事業創出プログラム」の成果報告会を開きました。同プログラムは、選出された30代の職員20人が経営に必要な能力などを学ぶことで発想力や提案力を養うというもの。 報告会では、JA役職員らを前に各グループが立案した新規事業を発表。「先端技術による農家支援事業」など5つの新規事業が提案され、JA諸口栄治副組合長は「どの提案も農家のことを理解し、時代のニーズを捉えたものである。今後、実現に向けて検討したい」と講評しました。09 JAや行政、有識者から成る三富地域農業振興協議会は10月8日、三芳町のコピスみよしで三富地域の循環型農業の保全の在り方を考える「第12回農と里山シンポジウム」を開催し、県内外から330人が参加しました。 シンポジウムでは、獨協大学教授で経済アナリストの森永卓郎氏が「農業との関わりで楽しく安心でき、豊かな生活を!」をテーマに講演を行いました。森永教授は、「自産自消」を基本とし、不足分を地域や国で補うことを提案し、「人間らしく心豊かに生活するには自然や農業と関わりを持つことが必要」と話しました。 同協議会の斉藤会長(JA常務理事)は「三富地域の平地林や農業を未来に引き継ぐには、農業者だけでなく、都市住民の理解と協力が重要。三富地域における農業の関わり方を参加者とともに考えていきたい」と呼びかけました。      10月3日、JA狭山・柏原・水富支店の各支店運営委員会は、地域貢献活動の一環として作製した特殊詐欺被害防止を促す「のぼり旗」と「特殊詐欺被害防止ステッカー」を寄贈するために、狭山警察署を訪問しました。 のぼり旗は水富・柏原支店で計60旗、ステッカーは狭山支店が600枚を作製し、狭山警察署に寄贈されるほかJAの広報誌などに折込まれ、各支店管内の特殊詐欺被害防止に役立てられます。野口芳雄柏原支店運営委員長は「特殊詐欺に対して貢献できてうれしい。今後も地域に根差すJAと協力し取り組みを継続したい」と話しました。  三富地域の農業の維持を呼びかける斉藤会長立案した新規事業をプレゼンするメンバーら狭山警察署署長㊧にのぼり旗とステッカーを寄贈する支店運営委員長ら講演を行う森永教授JAirumano NewsJAの未来を担う人材が新規事業を立案!新規事業創出プログラム成果報告会地域貢献活動中!特殊詐欺被害防止のぼり旗・ステッカーを寄贈循環型農業保全へ第12回農と里山シンポジウム開催

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