JAいるま野 広報誌 2022.11|No.317
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肥料の高騰についてな海外情勢などの影響で肥料の価格が高騰しており、農家の苦労が大きい。どのような対策が考えられるか?あり、私も懸念する事案の一つです。肥料高騰の背景には、日本の化学肥料の7~8割近くを中国やロシアなどといった海外の輸入に頼ってきてしまったことが挙げられます。この問題は短期的に解決できる× 問題ではなく、中期的な視野を持って対策にあたりたいと考えています。具体的には、施設園芸などにおける燃油対策と同じように「セーフティーネット(※)」を構築し、生産者に加入してもらうことで肥料全体の価格の安定化を検討しています。今後も議論を進め、来年の秋以降の導入を図ってまいりますので、生産者の皆さまには、セーフティーネットによる効果が大木組合長:急激な円安や不安定藤木議員:生産者の苦労は最もで02 今年、2期目の当選を果たした藤木しんや参議院議員。現在、農業を取り巻く情勢はとても厳しく、特に急激な円安に伴う生産資材の価格高騰や異常気象など、多くの組合員は不安を抱えています。こうした中、JAとして組合員の皆さんがより良く農業に取り組めるように、現職の参議院議員である藤木議員をお招きし、今後の農業の課題について大木組合長と対談を行いました。 今回の特集では、対談の要点をわかりやすくまとめてご紹介します。※予想される危険や損害の発生に備え、被害の最小化を目的に準備される制度や仕組みのこと。JAいるま野 代表理事組合長 大木清志参議院議員 藤木しんや参議院議員藤木しんや議員JAいるま野大木清志組合長「藤木しんや議員に問う今後の農業の課題」

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