JAいるま野 広報誌 2022.9|No.315
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 JAは7月10日、川越市と坂戸市の各カントリーエレベーターで「休日水稲追肥講習会」を開催しました。 講習会は、会社勤めなどの理由で、平日の参加が難しい後継者やサラリーマンを対象に、計10人が参加しました。県川越農林振興センターとJA職員が講師を務め、穂肥と水管理のポイントや高温障害、病害虫対策などを説明し、穂肥の適正施用を調べる際には、ヨードカリ反応で穂肥の量を判断する目安を実習しました。参加者は「会社勤めと農業の両立で多忙だが、農業は楽しい。知識を身に付け良質な米を栽培したい」と話しました。 梅の産地越生町で、町の風物詩である梅の天日干しが7月下旬、本格的にスタートしました。 JA越生支店梅部会会員の黒澤光治さんは同町ブランド梅「べに梅」や白梅などの品種約1.5㌧を塩分10〜13%に調整し1カ月間たるに漬け込んだ後、梅の皮が破れないよう注意しながら丹念に返し、日光を均等にあてました。 同部会の吉原保雄部会長は「今年の梅は良質。昔ながらの梅干しをより多くの方に味わってほしい」と話しました。 天日干しした梅は選別後、冷暗所で熟成させ、10月下旬からJA越生農産物直売所などで販売する予定です。11「いるま野」2022.9     JAいるま野川越野菜部会は7月12日、部会の若手生産者による営農推進プロジェクト「イルマノベーション」の一環として、川越市立福原小学校で農業について講義を行いました。講義は地元農産物の生産過程を知ることを目的に総合学習の授業で行われ、6年生128人が参加しました。児童らはエダマメやサトイモ、カブなどの生産過程について熱心にノートを取り、地元農産物への関心を深めていきました。講師を務めた小野寛さんは「講義を機に、子どもたちを通して親世代にも地元農産物を知ってもらえたらうれしい」と話しました。 JAは7月下旬、毛呂山町の水田で無人ヘリを使った追肥作業を行いました。今年で3年目を迎え、農作業の省力化や効率的な施肥につなげていきたい考えです。 施肥した契約栽培の米「大粒ダイヤ」は、㈱神明とJAが契約栽培している品種で、特徴は粒が大きく良食味の多収性品種。今年は約6㌶の面積に上空約3〜4㍍に飛ばし、約20㌃の水田に10分ほどのペースで作業を進めました。JA毛呂山米出荷組合の小島誠司さんは「無人ヘリでの追肥作業は、正確で効率的な施肥が期待できる。新しい技術の力も借りて良質な米を収穫したい」と話しました。     穂の長さを調べる参加者ら穂の長さを調べる参加者ら丁寧に梅を返す吉原部会長㊨と黒澤さん丁寧に梅を返す吉原部会長㊨と黒澤さん講義を行う生産者と熱心に話を聞く児童講義を行う生産者と熱心に話を聞く児童上空から散布する無人ヘリ上空から散布する無人ヘリJAirumano News良質な米づくりを目指して「休日水稲追肥講習会」越生町の風物詩梅天日干し本格スタート生産者が自ら小学生に講義イルマノベーション活動中!契約栽培の米「大粒ダイヤ」 無人ヘリで追肥作業

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