JAいるま野 広報誌 2022.8|No.314
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 「農業分野」の労働力不足と「福祉分野」の就労、雇用を支援する取り組みとして、また新たな農作業の労働力として、組合員にとって課題のひとつである労働力不足に対する支援を期待しています。管内は多種多様な農畜産物の産地であり、年間を通じて農作業があり、作物によっては繁忙期では人手不足が生じています。組合員の農作業内容と障がい者の能力を上手くマッチングさせ、生産拡大・所得増大・農作業の効率化を図り、農福連携による地域農業振興と共生社会の発展に向けて農協観光(農福ポートいるま野事業所)と連携し、取り組みを行っていきたいと思います。新たな労働力確保の創出に向けて ■■■■場整備 など05「いるま野」2022.8営農経済部 営農企画課課長開始日 2021年6月農福連携を始めたきっかけ 私が所属している青年後継者組織連絡協議会に受け入れ要請の話があり、試験的に実施したことがきっかけです。学生時代にボランティアを経験しており、以前から福祉にも興味を持っていたので、スムーズに受け入れることができました。委託内容・カブやエダマメ、サトイモなどの青果物の収穫作業・出荷調整(選別・箱詰め)・圃農福連携の良いところ 私自身の時間的余裕ができたことです。作業前の準備や出荷調整などに農福連携を利用したことで、その間を作業工程の見直しや効率化に対して考える時間に充てることができたため、結果として増収につながりました。障がい者の方は、毎日しっかり来てくれるので非常にありがたい存在です。適切な仕事の分担をすればパート従業員に匹敵する働きが期待できると思います。 また、JAがこの取り組みに参画しているということもあり、安心して利用できるのも魅力です。今後の展望 社会福祉の観点からも障がい者の雇用を支援するのは重要なことだと考えています。今後は農業者とパート従業員、障がい者を一つのチームとして考え、より良い職場環境を整えていけるようにしていきたいです。利用者の声飯野 芳彦 さん障がい者の受け入れや障がい者サポートスタッフ(作業支援スタッフ)の希望について川越市奥冨 亨株式会社農協観光 農福ポートいるま野事業所☎04-2936-6099☎070-1587-9237(担当:草野)JA窓口 営農経済部 営農企画課 ☎049-227-6153農福連携に興味がある方はこちらへ!

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