JAいるま野 広報誌 2021.11.12|No.306
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キッカケは「サツマイモ掘り大会」過去とのギャップは経験と学びの姿勢でカバー狭山市北入曽。細い路地を抜けたその先には、住宅に囲まれた農地が広がります。秋も徐々に深まり始めたこの日、1人の青年が農作業に勤しんでいます。彼の名は、石井康平さん。地元出身の34歳です。サラリーマン家庭で育った石井さんは、非農業系の大学を卒業し、茨城県の農業法人に就職。キャベツやハクサイ、ネギなどを生産してきました。そして10年が過ぎ、「そろそろ1人でやってみよう」と一念発起。地元に戻り、「いるま地域明日の農業担い手育成塾」(7ページ下参照)に入塾し、指導農家を務める田口利明さんと共に農作業に励んでいます。石井さんが農業を志そうと思い立ったのは、少年時代にまで遡ります。幼少の頃から家族で山登りに出掛けるなど、アウトドア派だった石井少年は、地元の「サツマイモ掘り大会」に参加。土の中から出てくる大きなサツマイモを目にし、農業に魅了されます。以来、「自然の中で仕事をしたい」「自分で育てた野菜を自分で食べたい」という思いが芽生え、ようやく実現できるまでになったのです。石井さんは、毎朝8時から田口さんと共に収穫や出荷調整、苗の水やり、圃■■場の管理など、一連の作業をこなします。農業法人で10年のキャリアを持つ石井さんにとって、これらの作業は「お手のもの」と思いきや…。 「農業法人では、1つ1つの作業■■06「いるま野」2021.11・12    運転歴は約10年。場所は変われど、常に安全第一です。 (狭山市北入曽)(狭山市北入曽)少年時代からの夢を実現。少年時代からの夢を実現。指導農家と塾生の指導農家と塾生の新規就農ストーリー新規就農ストーリーさん(34歳)パパーートト❷❷羽羽ばばたたけけ!!新新規規就就農農者者石井 康平石井 康平さん(34歳)

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