JAいるま野 広報誌 2021.10|No.305
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実りの秋です。農作物の生育期には、収穫のために鳥獣害対策を実施されてきた方も多いと思います。生育期の鳥獣害対策としては、①電気柵、物理柵による侵入防止、②加害個体の捕獲などがあります。しかし、収穫が終わってからも鳥獣が「安全なエサ場」と認識するような環境を作り出すと、来年また鳥獣被害が起こりやすくなってしまいます。「安全なエサ場」にしないために、秋から冬にできる鳥獣害対策についてご紹介します。水稲の収穫後に出てくるひこばえは、イノシシやシカの格好のエサになります。エサ場と認識し生育期にも侵入してきます。利用しない野菜や果実でも、鳥獣にとってはエサになります。「使わないから食べられてもいい」と考えないようにしましょう。収穫されない果実は、サルやイノシシのエサになります。越冬できる個体が増え、鳥獣被害の拡大につながります。電気柵は、収穫物がなくなったら電線を外しておきましょう。付けたままでは、来年通電した際に効果がなくなってしまいます。また、物理柵やネットなど、壊れたり破れたりした部分は補修しておきましょう。圃場近くの藪は、獣の隠れ場所に             見通しが良いと、獣は警戒して侵入なり圃場に侵入しやすくなります。しにくくなります。樹が高くなりすぎて、脚立や高切バサミでも収穫できなくなった場合は、樹の高さを2〜3年かけて切下げます。1回で切下げると樹勢が落ちて回復できなくなるので注意が必要です。また、目標の高さは3㍍程度にしましょう。主枝先端から1㍍程度下の、分岐している枝の上で主幹を切ります。その際、残す枝に沿って斜め45度に切ります。その後、切り口の枯れこみ防止にトップジンMペーストなどの保護剤を必ず塗布しましょう(※登録は令和3年8月現在)。残した主枝の先端は、斜め横向きの枝を残し樹の勢いを弱くしておきます。また、翌年になると切り口から新梢が多く発生しますので、芽かきをしておきましょう。前年に切った場所から1㍍程度下の分岐している枝の上で切ります。切り口の保護剤塗布や新梢の芽かき作業は1年目と同様です。切り口以外からの強い新梢も、剪定のときに切り取ります。4年目以降は、一定の高さで先端を強く切り詰めるか、先端よりも下から出ている枝に先端を切り替えましょう。※農薬を使用する際はラベル表示を確認しましょう。1 はじめに利用しない農作物を、圃■■■場■や樹上2 に放置しないようにしましょう収穫後の田んぼは早めに耕うん① しましょう② 農作物の残■■■渣は穴に埋めましょう樹が高く果実を収穫できない場合は剪■■定しましょうユズの低樹高化の方法を紹介します(図参照)1年目■■カキ・ユズなどの果実は必ず収③ 穫しましょう3 電気柵・物理柵のメンテナンスをしましょう4 獣の隠れ場所になりそうな薮は伐採しましょう① ② 2〜3年目07「いるま野」2021.10紐で引く1年目図 ユズの低樹高化のイメージ2年目高さ3m3年目【本ページに関する問い合わせ】川越農林振興センター 農業支援部 技術普及担当 ☎049-242-18045 秋からの鳥獣害対策について

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