JAいるま野 広報誌 2021.10|No.305
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カントリーエレベーターの役割カントリーエレベーター(以下、CE)は米や麦などの共同乾燥調製施設で、集荷から乾燥、精選、もみすり、出荷までを一貫して行っています。ライスセンターと呼ばれる比較的規模の小さい施設に比べると、規模が大きく処理能力が高いのが特徴です。米づくりには、年間を通じてさまざまな工程があります。かつては、はざ掛け(=刈り取った稲を逆さにして、天日干しで乾燥させること)と呼ばれる方法で自然乾燥させるなど、収穫後の作業にも多くの時間と手間を要し、生産者にとっては大きな負担となっていました。こうした中、CEが稼働を始めたことで一連の作業の機械化が実現。生産者の作業負担は大幅に軽減され、品質の均一化にもつながるようになったのです。また、JAいるま野のCEでは、サイロと呼ばれる貯蔵設備を備えています。もみの状態で貯蔵することが可能で、毎日必要な分だけをもみすりし玄米にして出荷しています。サイロには、品質低下を防ぎ鮮度を高いレベルで保つため、「サイロ冷却装置」を設置。そして、この「サイロ冷却装置」こそが、JAいるま   02「いるま野」2021.10穀物を乾燥調製する大規模施設、その名も「カントリーエレベーター」。今月号の特集では、この「カントリーエレベーター」を紹介します。水田地帯にそびえ立つひときわ大きな建物を、皆さんも一度は目にしたことがあると思います。いよいよ始まる新米の季節に合わせて、 JAいるま野が誇る大規模施設を覗いてみましょう。おいしい米づくりを目指してJAいるま野のカントリーエレベーター

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