JAいるま野 広報誌 2021.7|No.302
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JAirumano News   県茶業協会は5月3日、入間市の県茶業研究所で2年ぶりに「狭山茶」の初取引を行いました。15の茶商が参加し、1㌔当たりの平均価格は9,468円、最高値は36,000円で取引され、コロナ禍で低迷した市況回復に期待が高まりました。初取引には、14の茶農家が「やぶきた」「さやまかおり」「ふくみどり」の荒茶と仕上げ茶、合わせて134.6㌔を出品。新型コロナウイルスの感染を防ぐため、外観のみの評価で茶商が値を付けていきました。 狭山茶商工業組合の繁田收作理事長は「今年は気象条件も良く、質の良いお茶が期待できる」と評価しました。新茶の品質を確かめる茶商ら新茶の品質を確かめる茶商ら「狭山茶」初取引市況回復に期待    所沢市茶業協会は5月21日、所沢市の藤本正人市長を表敬訪問し、市の特産「狭山茶」の新茶を寄贈しました。 同協会は、市内の茶生産者ら87人で構成。毎年、新茶まつりや品評会を開催するなど、産地の発展などを目的に活動しています。市長への表敬訪問は毎年の恒例行事で、関隆治会長ら3人が藤本市長に新茶の仕上がり具合などを報告しました。 関会長は「コロナ禍の中で大変な時期だが、行政などとも協力しながら、狭山茶のPRに努めていきたい」と意気込みを話しました。藤本市長(左から3人目)に新茶の仕上がり具合を報告する関会長(同4人目)ら藤本市長(左から3人目)に新茶の仕上がり具合を報告する関会長(同4人目)ら所沢市茶業協会所沢市長を表敬訪問   4月29日、狭山市役所で「出来たて新茶即売会」が開催されました。即売会は「狭山茶」をPRし消費拡大につなげようと、狭山市茶業協会が主催。例年、新茶が始まるこの時期は、「狭山新茶と花いっぱいまつり」を開催していますが、今年は新型コロナウイルスの影響で販売を中心とした開催となりました。 同協会の横田泰宏会長は「新茶のPRが難しい状況下で、無事に開催できて良かった。今年は生育も良く、美味しいお茶に仕上がっている。狭山茶を飲みながら、家族でホッとするひとときを過ごしてほしい」と笑顔を見せました。新茶を買い求める来場者㊧新茶を買い求める来場者㊧新茶味わって!狭山市茶業協会が即売会   富士見市内で5月上旬から、県産ブランド米「彩のきずな」の種子の直ちょくは播作業が始まりました。作業したのは、JAいるま野南畑米生産組合の会員ら。種子は、鉄コーティングすることで圃ほじょう場への直播が可能です。農業者の高齢化や後継者不足などに直面する中、作業の省力化が可能な直播栽培が徐々に定着してきています。 同組合の新井則幸組合長は「今年は若い農業者にも作業してもらい、直播栽培が定着してきたことを実感している。引き続き組合の会員らと協力し、収穫期まで生育を確認しながら良質な米を栽培していきたい」と話しました。直播作業に励むJAいるま野南畑米生産組合の会員直播作業に励むJAいるま野南畑米生産組合の会員水稲鉄コーティング直播栽培11「いるま野」2021.7

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