JAいるま野 広報誌 2021.6|No.301
6/20

日高市 北平沢西嶋 潔 さん栗栽培歴栗栽培歴2020年年「美味しい」の一言が一番の励み「美味しい」の一言が一番の励み―就農当時から現在までの状況を教えてください。 私は、妻と2人で主に栗を栽培しています。今年で就農20年目を迎え、栗の栽培は私で2代目。約30㌃の圃ほじょう場で「国見」のほか、昨年から「出雲」という品種の栽培も始めました。 就農当時、農業の基礎知識は「日高農業塾」で学び、栽培技術は生前の父から学びました。現在、日高栗出荷部会に所属し、147人の部員らと日高市特産の栗を全国に広めようと「剪定講習会」などを通じて、品質や形状の良い栗を出荷できるよう奮闘しています。収穫した栗は、JA栗選果場から県内の市場や加工業者に出荷しています。栗は秋の味覚!これから迎える収穫期が楽しみです。―西嶋さんにとって農業とは? 農作物は、順調に生育していても天候や自然災害に左右されてしまい、なかなか思うようにはいきません。農業というものは難しいですね。しかし、友人などから「美味しい!」などと褒めてもらうと、辛いことなど忘れてしまい「農業をやっていて良かったな…」と喜びを感じます。私たち生産者は、そういった言葉が一番の励みになるのではないでしょうか。 栗生産者が減りつつある昨今、若手生産者が増えてくれると嬉しいですね。今後も引き続き多くの方から褒めてもらえるよう、元気で仲良く妻と力を合わせて良質な栗を栽培していきたいです。発芽状況を確認。今年も順調に生育しています。「肥料は均等にまく」。今でも父から教わった言葉を胸に作業しています。日高市の特産「栗」を全国に広めたい!06「いるま野」2021.6

元のページ  ../index.html#6

このブックを見る