JAいるま野 広報誌 2021.6|No.301
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JAirumano News  ハウス栽培の新茶も初摘み JA管内で4月上旬から、ビニールハウスで栽培した新茶の初摘みが始まりました。 入間市の髙野茶実夫さんは、訪れた近隣の茶農家らと広さ約330平方㍍のハウスで、新芽およそ240㌔を刈り取りました。高野さんは「今年の新芽は、適度な雨量と温暖な気候に恵まれ順調に生育した。新茶の味と香りを楽しんでほしい」と話しました。 また、日高市の吉野道隆さんが経営する「吉野園」のハウスでは、朝早くから家族らが集まり、10~12㌢ほどに伸びた新芽約90㌔を1つ1つ丁寧に摘み取りました。吉野さんは「例年より1週間ほど早く収穫期を迎えた。ぜひ、多くの方に味わっていただき毎日を健やかに過ごしてほしい」と話しました。 初摘みした一番茶は、各茶園の自宅店舗や通信販売などでも販売しています。ハウスで栽培した「狭山茶」を初摘みする髙野さん新茶を手摘みする吉野さん一家    「狭山茶」の主産地、入間市などで新茶の初摘みが始まりました。新芽を摘み取ったのは、「平塚園」(同市下藤沢)の平塚尚なおあき吾さん。4月12日、広さ約25㌃の茶畑では、平塚さんとともに近所の主婦ら30人が8㌢ほどに伸びた新芽約200㌔を手で丁寧に摘み取っていきました。新芽は、3月の暖かさと適度な雨量のおかげで順調に生育。例年よりも5日ほど早い初摘みとなりました。 平塚さんは「柔らかい芽に育ち、美味しい新茶が期待できそう。新茶でしか味わえない香りをぜひ楽しんで」と笑顔で話しました。新芽を丁寧に手摘みしました新芽を丁寧に手摘みしました「狭山新茶」露地で初摘み   JAいるま野が管理する所沢市の「荒茶共同加工施設」が4月下旬に本格稼動し、一番茶の製造を始めました。 今年は天候にも恵まれ新芽が順調に生育し、平年よりも1週間ほど早い初稼働となりました。取扱高はおよそ10㌶、約60㌧を見込んでいます。JAいるま野狭山茶富岡茶生産組合の神谷信男組合長は「コロナ禍の中、自宅で過ごす時間も多いと思うので、新茶を飲んで心も体もリラックスしてもらえたらうれしい」と話しました。 製茶した一番茶は、5月中旬からJA農産物直売所などで販売しています。運びこまれた生葉を集める神谷組合長㊨ら運びこまれた生葉を集める神谷組合長㊨ら新茶の季節到来!「荒茶共同加工施設」が稼働11「いるま野」2021.6

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