JAいるま野 広報誌 2021.5|No.300
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所沢市 北野佐藤 勇介 さん所沢出身の新規就農者所沢出身の新規就農者食の大切さを知り農業の道へ食の大切さを知り農業の道へ―就農したキッカケを教えてください。 私は、所沢出身の新規就農者です。サラリーマン家庭で育った私にとって、農業とは無縁の世界で育ちました。しかし、大学時代に貧困地域を旅行したことを機に、食の大切さに興味を抱き農業の道を志そうと決意しました。その後、県農業大学校や「いるま地域明日の農業担い手育成塾」(※)などで農業を学びながら、この春で就農8年目を迎えました。 就農当初は、年間15品目ほど栽培していましたが、今後はより規模を拡大していこうと、現在ではネギやエダマメ、サツマイモなど品目を絞って栽培しています。品目を絞ることで、技術や品質、収量を高めるため、日々研鑽に努めています。―就農当時の状況と現在の心境を教えてください。 就農当時、設備や資材を揃えることにとても苦労しました。何しろ、ゼロからのスタートでしたから。「タネを撒けば収穫できる」と単純に思うほど、農業は甘いものではありません。近くの畑の方や新規就農者の仲間など多くの方の協力を得ながら、何とかここまで来ることができました。今では、トラクターに乗って耕うん作業をしている時などに、農家になれた喜びをひしひしと感じています。 これからも皆さんへの感謝の気持ちを忘れずに、地域や日本の農業界にほんの少しでも貢献できるよう頑張っていきたいと思います。 目指すは、所沢ナンバーワンの農業者です!ネギの生育具合を確認。今では主要品目になりました。ハウス内では、サツマイモ苗を育苗中。夏には、作業場も完成する予定です。目指せ!所沢ナンバーワンの農業者(※) 新規就農希望者の円滑な就農を促進し、多様な担い手を育成する塾のこと。08「いるま野」2021.5

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