JAいるま野 広報誌 2021.5|No.300
12/20

JAirumano News    いるま野アグリが育苗したネギ苗の荷渡しが、3月中旬にピークを迎えました。 今年度は、ハウス内の温度調整などを徹底したおかげで良質な苗に仕上がり、JAの各農産物直売所や共販センターなどに荷渡ししました。農業者の高齢化や後継者不足が進む中、同社の野菜苗の生産・販売の需要は年々増え続けています。 同社の担当社員は「今後も引き続き、ネギ以外の野菜苗も管理を徹底し、良質な苗を生産していきたい」と意気込みを話しました。荷渡しする苗の生育状況を確認するいるま野アグリ社員荷渡しする苗の生育状況を確認するいるま野アグリ社員需要増のネギ苗荷渡しがピーク      TBSの人気番組「林先生の初耳学」で、タレントのロイさんがスマート農業にチャレンジし、狭山市の本橋利信さんの協力のもと約2カ月間におよぶ撮影が行われました。 3月21日に放送された番組では、スマートフォンからの遠隔操作でビニールハウス内の温度やかん水管理を行った模様のほか、10品種もの春野菜の収穫作業などが放送されました。 企画に協力した本橋さんは「ハウス内のデータをスマホ管理する体験ができたことはとても参考になった。今後の農作業に役立てていきたい」と話しました。収穫したサニーレタスを手に笑顔を見せるロイさんと本橋さん㊨収穫したサニーレタスを手に笑顔を見せるロイさんと本橋さん㊨「林先生の初耳学」農業企画に生産者が協力   日本穀物検定協会は3月4日、2020年産米の食味ランキングを発表し、埼玉県西地区の「彩のきずな」が初めて最高ランクの特Aを獲得しました。 「彩のきずな」は、2010年の夏に県内全域で発生した高温障害を受け、栽培環境に適するよう開発された品種。夏の暑さにも強く、粘りともっちりとした食感が特長です。JA販売推進課の浅見純一課長補佐は「待ちに待った特A。米の情勢が厳しい中、明るい話題だ。これからも生産者の意欲が上がるよう、共に頑張っていきたい」と意気込みました。特Aを獲得した「彩のきずな」(※この商品を評価した結果ではありません)「彩のきずな(県西)」特A初獲得! 「狭山茶」の主産地で知られる入間市などで、春はるせいし整枝の作業が始まりました。 春整枝は、新茶摘採の際に木茎や古葉が混入しないよう摘採面を整える作業のことで、例年春分を過ぎた時期に行われます。3月25日、入間市の田代裕也さんの茶畑でも本格的な作業がスタート。田代さんは乗用型の摘採機を使い、茶樹を剪せんてい定。茶葉の表面にある木茎や赤茶けた古葉を丁寧に刈り取っていきました。 田代さんは「ここ最近の雨のおかげで肥料がよく浸透した。爽やかな味わいの新茶が期待できそう」と話しました。乗用型の摘採機で春整枝の作業を行う田代さん乗用型の摘採機で春整枝の作業を行う田代さん「狭山新茶」収穫に向け春はるせい整枝しスタート12「いるま野」2021.5

元のページ  ../index.html#12

このブックを見る