JAいるま野 広報誌 2021.4|No.299
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 周辺には田園地帯が広がり、農業用水としての役割も果たす伊佐沼。そのすぐ北側に位置する「伊佐沼農産物直売所」には、地元で採れた野菜や米をはじめ、卵や豚肉、手づくりハムなど、たくさんの農畜産物が並びます。すぐ脇には大きな門があり、その門をくぐれば古民家が目に飛び込んできます。そうです。この古民家こそが、「古民家CAFE Smiley」なのです。 お店は、昨年10月にオープン。地元の方にはすっかりお馴染みのうどん店「伊佐沼庵」の営業終了後に開店する、フレンチ&イタリアンカフェです。切り盛りするのは、平川祐樹さん(24)。以前勤めていた飲食店で知り合った佐々木彩さん(25)と二人三脚で、調理から接客までこなします。 オススメのメニューは、スフレパンケーキとハンバーガー。パンケーキは、メープルとクリームブリュレの2種類で、注文を受けてから丁寧に焼き上げます。ハンバーガーの付け合わせは、採れたての野菜を使用。小腹がすいた時にもピッタリの一品です。 特徴は何と言っても、地元食材をふんだんに使用していること。卵はすべて地元の養鶏場のもので、ハンバーガーに挟む野菜も同直売所から調達。バンズは菓子屋横丁にあるパン屋さんからの特注品で、原材料にはいるま野管内産の「ハナマンテン」を使用しています。 このほど、外のテラス席をリニューアル。夏場には、ここでバーベキューやビアガーデンスタイルでの飲食提供も考えているとか。テラス席で伊佐沼の風を感じながら、地元食材を存分に味わえるなんて、ちょっと贅沢なひ・・・・とときかもしれません。ボリューム満点!ホットサンド㊧(テイクアウトのみ)もオススメ。パンケーキ㊨は甘さ控えめで、トッピングとの相性も抜群。季節限定メニューもありますよ。ディナータイムは近所の方が中心ですが、日中は都内からのお客さまも多いとか。「インスタ効果は絶大!」と2人は笑顔で話します。「幼少の頃から、料理人が夢だった」と話す平川さん。都内の有名レストランで修業を積んだその腕前で、私たちの舌を唸らせます。江戸時代後期、川越市福原地区に建てられた古民家を移築。昔ながらの落ち着いた雰囲気で、「おばあちゃん家に来たみたい!」と好評です。地元食材をふんだんに使用伊佐沼で楽しむフレンチ&イタリアン古民家CAFESmiley川越市鴨田03「いるま野」2021.4

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