JAいるま野 広報誌 2021.2|No.297
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JAirumano News  特産「サトイモ」出荷最盛期 特産のサトイモが出荷の最盛期を迎えました。 正月用の食材として需要が高まる年末に向け、12月16日から23日までの8日間でおよそ6万㌜(1㌜10㌔)が集まり、京浜市場や中京、北海道などに出荷されました。 主要産地のひとつ、狭山市のJA狭山共販センターでは、朝早くから生産者のトラックが長い列を作り、敷地内は多くの段ボールで埋まりました。 JA販売部の柳下祐主任は「今年度は長梅雨と8月の高温の影響でやや小ぶりだが、品質は良好。ねっとりとした舌触りと上品な味わいを楽しんで」と話しました。サトイモの出荷作業に励むJA職員らサトイモの出荷作業に励むJA職員ら  「サフラン」出荷スタート! 鶴ヶ島市が産地化を目指して取り組んでいる「サフラン」の販売が12月中旬、JA鶴ヶ島農産物直売所で始まりました。サフランは、香辛料や着色料として知られ、パエリアなどに欠かせない原料の1つ。雌しべを乾燥させて用いるため、1つの花からわずかな量しか収穫できず希少性が高いものです。 同市ひまわり会の会長を務める沼田富子さんは「今年も良質に仕上がった。ご飯に色を付けたり茶に入れたりするなど、さまざまな味わい方で楽しんでほしい」と話しました。サフランの販売は売り切れ次第終了です。サフランを手にする沼田会長㊨らサフランを手にする沼田会長㊨ら   ナラやクヌギの木に種菌を植え、自然の気候を利用しながら栽培する原木シイタケの出荷が、入間市で最盛期を迎えています。 「埼玉県椎しいたけ茸経営者協議会」の会長を務める久保田勝さんのハウスでは、12月中旬から本格的な作業がスタート。久保田さんは「今年度は台風による影響もなく、生育、品質ともに良好。今は菌床栽培が主流だが、味や香り、歯応えは原木栽培には叶わない」と自信を見せました。 出荷は、多い日で1日当たり20㌔ほど。3月上旬頃まで、JA入間農産物直売所などで販売しています。原木シイタケの出来具合を確認する久保田さん原木シイタケの出来具合を確認する久保田さん入間市で「原木シイタケ」出荷最盛期   秋冬ニンジンの収穫が最盛期を迎えています。JA管内では100人以上が秋冬ニンジンを生産し、栽培面積はおよそ49㌶にも上ります。 JA野菜一元共販連絡協議会にんじん部会の森田健太郎部会長は「ここ1か月ほどは天候にも恵まれ寒暖差も大きく、順調に成長した。甘味のあるニンジンをぜひ味わって」と笑顔を見せました。 芯まで赤く、市場からも高い評価を得ているJA管内産の秋冬ニンジン。収穫は、2月下旬頃まで。県内や京浜市場、長野などに出荷。JA農産物直売所でも販売中です。収穫した秋冬ニンジンを手にする森田部会長収穫した秋冬ニンジンを手にする森田部会長甘くて色鮮やか!「秋冬ニンジン」収穫最盛期11「いるま野」2021.2

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