JAいるま野 広報誌 2021.1|No.296
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狭山市 入間川小林 一洋 さん「やるしかない!」「やるしかない!」活路を見出したミョウガのハウス栽培活路を見出したミョウガのハウス栽培―ミョウガの栽培を始めたキッカケは何ですか? 私は、妻と2人で農業を営んでいます。およそ600坪のハウスでミョウガのみを栽培し、全量をJAに出荷しています。 就農して19年目を迎えましたが、当初はトマトを栽培していました。しかしある時、トマトに病気が発生してしまい、収量が何とゼロに…。農業の難しさを切に感じた出来事でした。 以来、病気に強く、県内では珍しいと言われるミョウガのハウス栽培に切り替えました。収穫は年2回。病害虫の防除はもちろんですが、温度管理や水やりのタイミングに気を配りながら、日々栽培に取り組んでいます。―就農当時と現在の心境を教えてください。 代々続く農家に生まれ、私で7代目になります。とは言え、就農前はサラリーマンでした。父は酪農家だったため、トマトやミョウガの栽培は私が初めてでした。そのため、知人から指導を仰ぎながら、「やるしかない!」の気持ちで今日までやってくることができました。 現在、市の農業委員を務めていますが、遊休農地の増加には頭を悩ませています。新規就農を考えている方は、ぜひ、思い切って農業の世界に飛び込んできてください。私自身もこれまでの経験を惜しみなく伝えるとともに、遊休農地の解消に向けたパイプ役としても力添えできればと思います。苗の定植作業。オススメの食べ方は「天ぷらが一番!」とのこと。シートを開けて色付き具合を確認。色付きの良さは、商品性を左右する大事なポイントです。遊休農地の解消にも尽力06「いるま野」2021.1

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