JAいるま野 広報誌 2020.12|No.295
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JAirumano News基本11行 5.9H  10行 8H   三芳町川越いも振興会の会員農家によって生産されるサツマイモ「富とめの川越いも」の収穫が最盛期を迎えています。 「富の川越いも」は、周辺の平地林から落ち葉を集め、2年近く発酵させてから圃ほじょう場にすき込む伝統農法「武蔵野の落ち葉堆肥農法」によって生み出されます。 同会の会員、高橋敦士さんは「大きさや形は良好。べにはるかは焼き芋に、伝統品種の紅べにあか赤は天ぷらで味わうなど、品種や食べ方の違いも楽しんで」と話しました。 収穫は12月上旬まで続き、軒先販売をはじめ、JA直売所などに出荷されます。収穫作業に精を出す高橋さん収穫作業に精を出す高橋さん三芳町特産「富とめの川越いも」収穫最盛期   日高市で10月上旬、健康茶「ハブ茶」として知られるエビスグサの収穫が最盛期を迎えました。 エビスグサは、中米原産のマメ科の一年生草本。さやの中から取り出した実「決けつめいし明子」と呼ばれる部分をハブ茶として飲用します。飲み方は、乾燥させた「決明子」を一度煎ってから熱湯を注いで味わいます。 生産者の福井一洋さんは「とてもさっぱりした味わいで飲みやすい。ぜひ、多くの方に味わってほしい」と笑顔で話しました。収穫したエビスグサは、JA農産物直売所「あぐれっしゅ日高中央」で年明けから販売する予定です。収穫したエビスグサを手にする福井さん収穫したエビスグサを手にする福井さん薬草「エビスグサ」収穫最盛期  2戸の養蚕農家が晩秋蚕期の繭を出荷 10月上旬、JA小手指支店と北部資材センターで、晩秋蚕期の繭を出荷しました。今期、JA管内では2戸の農家が出荷し、合わせて133㌔余りの繭が集まりました。 蚕は、9月上旬から飼育を開始。朝晩の冷え込みの影響で生育が心配されましたが、ほぼ例年どおりの出荷となりました。生産者らは繭を選せんけんだい繭台に載せ、穴開きや汚れなどを確認。長さ4㌢ほどの真っ白な繭を袋詰めにして、出荷の準備を行ないました。 約60年間蚕を育てる出荷者の野原道子さん(88)は「今年最後の出荷となったが、例年以上に品質は良好だった。来年もまた、丈夫に育っていく蚕から元気をもらえるよう、がんばっていきたい」と意欲を示しました。 出荷した繭は長野県の製糸所に運ばれ、白生地や反物などに加工されます。小手指支店にて(10月2日)北部資材センターにて(10月5日)11「いるま野」2020.12

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