JAいるま野 広報誌 2020.10 | No.293
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所沢市 三ヶ島加藤 康佑 さん茶づくり親子鷹茶づくり親子鷹受け継がれるこだわりの火入れ受け継がれるこだわりの火入れ――康佑さんがつくる茶。一番のこだわりは? 私は、両親と妻の4人で茶園を営んでいます。耕作面積はおよそ2㌶。栽培から製造、販売まで自社で一貫して行う経営スタイルで、香りと味を大切にしながら茶業に励んでいます。 中でも、火・・・入れにはこだわりを持って製造しています。火入れとは、荒茶を仕上げ加工する工程のひとつで、香りと味を決める重要な作業です。甘みとうま味をバランス良く調整しながら仕上げていきますが、茶葉の状態も毎年違うため苦労することもあります。「味は狭山でとどめさす」と茶摘み唄でも歌われているように、狭山茶ブランドに恥じぬよう日々精進しています。――父の存在と今後の目標について教えてください。 父とは二人三脚で作業していますが、普段の会話の中から気づきを得て学んでいます。父は若い頃に茶の世界に飛び込みました。その長年の経験に裏打ちされた技術は、私にとってとても大切なものです。趣味はお互いにゴルフ。二人でよく一緒に楽しんでいます。 就農して10年。経験は浅いですが、今後は同じ茶業に励む仲間と狭山茶を全国にもっと広められるよう取り組んでいきたいです。そのためにも、まずは自社ブランドをしっかりと受け継ぎ、地域の方たちに「美味しい」と言い続けてもらえる茶をつくりたいと思います。3年目の幼木。新品種にも取り組んでいます。父、博之さん㊧。次世代へしっかりとバトンタッチ!狭山茶をもっと全国に広めたい06「いるま野」2020.10

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