JAいるま野広報8月号
4/20

 当組合は令和元年度、「農業者の所得増大・農業生産拡大へのさらなる挑戦」「地域活性化への貢献」「わたしたちのJA意識の向上と協同活動の展開」の3つの基本方針を掲げて、第八次中期3ヶ年計画のもと地域・組合員の声に寄り添い、「わたしたちのJA」づくりを進めて参りました。 全国一斉の自己改革に関するアンケート調査では、約1年にわたり正・准組合員の信頼と期待の声を真摯に聴き取り、意見の反映に努めました。また、「准組合員懇談会」を開催し、直接対話による意見反映の場を創り、「食」と「農」の大切さを伝え、農業協同組合運動の輪を広げました。 営農事業面では、農業者の経営規模・販売形態に即した提案活動を充実させ、新たな取引先の開拓や安定価格のための契約取引の拡大、鮮度を重視した物流センターへの直接納品など、品質の更なる安定化と物流コストの低減を進め、取引先との強固な信頼関係の構築に努めました。また、直売所間流通の実践により充実した品揃えと、直売所利用者の意見を反映した魅力ある店舗づくりに取り組み、消費者に親しまれ生産者に喜ばれる直売所運営の強化に努めました。2年目となる「農業経営高度化支援事業」では、農業生産拡大に向けた支援を継続的に行い、農業メインバンク機能強化の取り組みでは、事業横断的な営農相談に取り組み総合事業の強みを発揮しました。6月には「包括連携協定」を東洋ライス㈱と締結し、コメの付加価値向上・健康増進・環境貢献への取り組みを積極的に進めました。「さといも選果施設」の建設に着手し、全国有数の産地として農業者支援の充実に力を注ぎました。また、令和2年4月の狭山茶業農業協同組合との合併に向けて準備し、管内の狭山茶販売の強化を進めました。 信用・共済事業面では、正組合員全戸対話運動により、正組合員との接点づくりに努めるとともに、高品質なサービス提供としてJAネットバンクの機能強化・普及に努めました。ウィンターキャンペーンでは、管内いちご農家での収穫体験または直売所利用券を付けたネットバンク・ATM定期貯金の販売など、農協ならではの金融商品を提供しました。准組合員限定の農業収穫体験では、JA共済の「地域農業活性化促進事業」支援のもと、地域ごとの開催も広がり、大変好評いただきました。 経営管理面では、組合員、利用者の多様なニーズに対応し、支店完結型多機能サービスの提供と、事務リスク管理体制の整備を両立するため、3月に黒須支店を西武支店に、奥富支店を狭山支店に統合するなど、経営環境の変化に対応した柔軟な店舗機能強化再編整備に取り組み、働き方改革のもと業務の見直し・省力化を進めています。◆新執行体制代表理事組合長  大木 清志代表理事副組合長 諸口 栄治代表理事専務   澤田 平司常務理事(管理担当)         斉藤 利彦常務理事(営農・資産管理担当)         原田  一常務理事(金融・共済担当)         雨間 啓之常務理事(第一事業本部担当)         清水 伸幸常務理事(第二事業本部担当)         清水 洋司地域理事代表(川越地域)         加藤 榮壽地域理事代表(東部地域)         田中 弥一地域理事代表(入間地域)         中沢 茂樹地域理事代表(狭山地域)         粕谷 紀仁地域理事代表(北部地域)         亀田 康好地域理事代表(西部地域)         石森 義朗地域理事代表(所沢地域)         山 芳男代表監事     増田  博常勤監事     池谷 正昭◆新役員理  事     大野 政己理  事     杉浦  朗理  事     髙橋庄一郎理  事     新井 康夫令和元年度の主要な事業活動と成果今回の通常総代会では、3人の総代が開票立会人を務めました。04「いるま野」2020.8

元のページ  ../index.html#4

このブックを見る