JAいるま野広報6・7月号
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入間市 宮寺中村 勝雄 さん家族の力で規模拡大家族の力で規模拡大代々続く茶業は絶やさない代々続く茶業は絶やさない――就農当初の状況を教えてください 私は、妻と娘夫婦の4人で農業を営んでいます。定年退職を機に本格的に就農し、この春で6年目を迎えました。 就農当初は、苦難の連続でした。就農して間もなく父が他界し、突如、江戸時代から続く茶園を継ぐことになりました。7代目の私は、今後の行く末を案じ家族で何度も話し合いの場を持ちました。以来、家族4人で力を合わせ、切磋琢磨しながら農作業に励んでいます。経営も徐々に安定し、今では茶とともに季節野菜も数多く栽培できるようになりました。これまで毎週行っていた家族ミーティングも、今では欠かせません。――農業が盛んな宮寺地区はどんなところですか? わずかな農作業経験しかなかった私にとって、 「JAいるま野入間地域宮寺農業塾」はとても心強い存在です。塾長をはじめ、先輩農業者の方が丁寧に教えてくれますし、塾生らで定期的に開催している「軽トラ市」も、消費者の声を直接聞くことができる貴重な場となっています。 宮寺地区は、地域のコミュニティーがとてもしっかりしているところです。たくさんの方に助けてもらいながらここまで来ることができ、感謝の言葉しかありません。少しでも皆さんに恩返しができるよう、これからも狭山茶の振興に一層力を注いでいきたいと思います。狭山丘陵を背景に茶摘み作業。「茶どころ、入間を盛り上げたい」と意気込みます。ブロッコリーの生育具合を確認。季節野菜の栽培にも力を入れています。狭山茶の振興にも尽力したい08「いるま野」2020.6・7

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