JAいるま野 広報4月号
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JAirumano News   フランスのパリで1月下旬、日本茶コンクール「ジャパニーズ・ティー・セレクション・パリ」(主催:ユーロジャポンクロッシング)の最優秀賞審査と表彰式が開かれ、比留間嘉章さん(入間市)が製造する炒り茶「まがたま」が玉緑茶部門で最優秀賞を受賞しました。 コンクールは、日本全国から集まった129点を「煎せん茶」「玉緑茶」「玉露・抹茶」「その他」の4部門に分け、茶の愛好家や有名ホテルの総料理長らとともに、日本茶に触れる機会の少ない一般のフランス人まで幅広い層が審査。3次まで行われた審査で金賞を獲得した計13点が、最優秀賞審査に進みました。 「まがたま」は、品評会用の茶園で栽培した生葉に萎いちょう凋を加え、炒り製法で仕上げた逸品。最優秀賞審査では、パリの食品関係者ら8人の審査委員会によって行われ、香ばしい香りと深いうまみが審査委員をうならせました。 比留間さんは「フランスへの輸出にも携わる立場として、フランス人好みの茶を作る今後の指標にもなり、大変ありがたいことだ」と笑顔を見せました。   JAは2月上旬から3月中旬にかけて、「さといも選果施設利用説明会」を管内各地域で開催し、多くのサトイモ生産者が参加しました。 施設は10月からの本格稼働を目指し、現在狭山市堀兼に建設中です。JA管内の主力品目であるサトイモの安定供給体制の確立や出荷物の高位平準化につながるとともに、農作業の省力化も期待されています。 説明会では、JA職員が今後のスケジュールをはじめ、出荷方法について実演を交えながら説明。参加者の質問にも丁寧に答え、円滑な施設運営に協力を呼びかけました。出荷方法について説明するJA職員(2月18日、狭山市で)出荷方法について説明するJA職員(2月18日、狭山市で)出荷方法を実演「さといも選果施設利用説明会」パリで日本茶コンクール最優秀賞に比留間嘉章さんの「まがたま」玉緑茶部門で最優秀賞に輝いた「まがたま」表彰状を手にする比留間さん   JAいるま野狭山茶富岡茶生産組合(神谷信男組合長)は、埼玉版農業生産工程管理(S-GAP)実践農場の認証を取得しました。 同組合は1993年に設立し、現在12人の組合員がJA運営の「荒茶共同加工施設」の利用をはじめ、各種講習会や視察研修などを行っています。神谷組合長は「今後も富岡地区の安全・安心な茶を多くの人に知ってもらい、消費拡大につながるよう取り組んでいきたい」と話しました。 今回の取得は、JAが事務局を務める団体としては初めてとなります。狭山茶富岡茶生産組合S-GAP実践農場の認証を取得評価書を手にする神谷組合長㊧と評価書を手にする神谷組合長㊧と若山前組合長山前組合長10「いるま野」2020.4

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