JAいるま野 広報誌 2020.2 | No.286
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所沢市 北野野村 翔平 さん年間年間5050品目以上を栽培品目以上を栽培東京・渋谷区出身の新規就農者東京・渋谷区出身の新規就農者――就農までの経緯を教えてください。 私は、東京・渋谷区出身の新規就農者です。大学時代から所沢に住み、サラリーマン生活を経て就農しました。趣味が家庭菜園だったこともあり、以前から農業の面白さや可能性を感じていましたが、市やJAの就農支援システムがあることを知り、思い切って農業の世界に飛び込みました。 ちなみに、私は「いるま地域明日の農業担い手育成塾」(※)の卒塾生です。――就農して6年目。印象に残っていることは? 現在、約5㌶の圃ほじょう場を借り、従業員とともに年間50種類以上の品目を栽培しています。就農当初は、農業関係の知人もいませんでしたから、JAいるま野所沢後継者部会の部会員をはじめ、たくさんの方に助けられました。中でも、就農して60年になる方からの言葉が、今でも印象に残っています。「60年農業をしているが、まだ60回しかやったことがない。だから、まだまだ私も素人だよ…」 農業は失敗がつきものですが、新規就農者の私にとってはとても勇気付けられました。だからこそ1回1回を真剣にやらなければならないと感じています。 まずは、消費者との距離が近いこの所沢の地に認めてもらえるよう、おいしさにこだわった野菜作りに励み、一歩一歩着実に進んでいけたらと思います。翔平さんが手掛ける野菜は、すべて有機栽培。土づくりにもこだわっている。カラーニンジンの出荷作業。珍しい野菜の栽培にも積極的にチャレンジする。1回1回が真剣勝負! (※) 新規就農希望者の円滑な就農を促進し、多様な担い手を育成 する塾のこと。・・・・・・・・06「いるま野」2020.2

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