JAいるま野 広報9月号
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消費者ニーズに即した売れる農産物づくりと、販売単価アップへの取り組みいるま野共同販売基本戦略の実践 「畑から消費者へ一番早く届ける産地」を目指し、量販店や小売業者へ高鮮度な農産物の直接納品を進めます。また、市場や取引先との契約取引をさらに拡大させるとともに、市場流通以外の多様な販売チャネルの取引拡大にも取り組み、安定的な供給と販売単価アップを目指します。水田農業の維持・継続を目指した取り組み 米の直接買入れの継続により、生産者所得の向上に努めます。特に、「彩のきずな」のさらなる生産拡大と認知度アップに取り組むとともに、2017年産以来の「特A」取得を目指します。 また精米機器メーカー、東洋ライス㈱との連携による「金芽米」や極早生品種「五ごひゃくがわ百川」の「BG無洗米」(※3)等の商品化により、今後もコメの付加価値を高め農業所得増大を目指すとともに、健康や環境保全にも配慮した事業活動を展開します。直売所等を拠点とした農産物販売の強化 直売所等を拠点とした営農指導を実践し、農業所得増大と地域農業の活性化を図ると同時に、直売所・量販店と連携した地産地消を強化します。また、充実した商品の品揃えと直売所利用者の意見を反映した、魅力ある店舗づくりにも取り組みます。農業生産トータルコストの低減に向けた取り組み 生産者の期待に応える生産資材を提供するとともに、取引条件に応じた柔軟な価格設定等を進めます。また、多収性品種への転換提案や園芸施設の高度化を通じて、生産者の労働生産性向上を支援します。都市近郊農業の振興・保全 安心して農業が継続できるよう農業の多様な機能に着目し、農と住の調和のとれたまちづくりを支援します。中でも、平地林の保全活動等に取り組むとともに、「特定生産緑地制度」等の変更に対する理解を促進し、都市農地の保全にも取り組みます。狭山茶など特産品の販路拡大とブランド強化にも取り組みます。(※1)「いるま地域明日の農業担い手育成塾」:新規就農を促進し地域農業の担い手育成を図ることを目的に、実践的な研修を行う塾のこと(※2)「農業塾」:定年帰農者、Uターン帰農者、女性農業者等の農家後継者が円滑に就農できるよう、農業知識と栽培技術の習得を目的とした塾のこと(※3)「BG無洗米」:Bran(=ヌカ)Grind(=削る/とぐ)精米製法03「いるま野」2019.9№重点項目№重 点 施 策主な成果指標(3年間の目標)1営農相談・提案活動の充実⑴経営規模に応じた営農指導と経営支援担い手経営体への営農指導及び経営提案(件数)100件⑵新規就農支援新規就農者(人数)30人⑶農地集約化の促進農地集約化(件数)45件2販売基本戦略の実践⑴主力品目野菜の契約取引販売の拡大による有利販売の実現契約販売取引の拡大3,600t⑵主力品目野菜の生産拡大と安定供給による有利販売の実現主力品目野菜取扱量の拡大22,600t3JAいるま野水田農業ビジョンの実践⑴「彩のきずな」の更なる生産拡大と「特A」取得と認知度向上への取り組み「彩のきずな」の買取数量の拡大2,340tいるま野産米の付加価値向上と金芽米(健康機能米)を活用した健康増進活動の展開金芽米「彩のきずな」の原料玄米数量の拡大400t⑵マーケット・インに基づく生産販売への取り組み契約栽培の拡大20ha4直売所・量販店を拠点とした農産物販売強化⑴直売所・量販店における農産物の販売拡大直売・直販農産物の販売高拡大1.1億円5農業生産トータルコスト低減の取り組み⑴生産者の期待に応える生産資材の提供と価格の実現肥料(銘柄集約)の取扱い拡大銘柄集約 5品目 5,000袋生産資材物流コスト削減(平成30年度対比)5%削減⑵生産技術支援等による労働生産性の向上農業機械類導入価格の削減6品目第八次 中期3ヶ年計画のJAいるま野自己改革工程表1.「農業者の所得増大」「農業生産拡大」へのさらなる挑戦【3年後の成果目標】 販売品取扱高平成30年度末実績112.5億円令和3年度末目標122億円

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