JAいるま野 広報誌 2019.6|No.278
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JAirumano News         JAが今年度から産地化を目指し取り組んでいる極早生米「五ごひゃくがわ百川」の田植えが4月24日、川越市中老袋地区の細田和美さんの水田で始まりました。3月17日に播種し、10㌢程度に伸びた苗を、6条植えの田植え機で約1㌶植え付けました。細田さんは「五百川は初めて栽培する品種だが、JAや他の生産者と情報を共有し、美味しい米を作りたい」と話しました。 今年度「五百川」を栽培する生産者は15人。JA米麦特産課の担当職員は「8月には消費者に新米をお届けしたい」と意気込みました。五百川の田植えを見守るJA職員五百川の田植えを見守るJA職員極早生米「五百川」の田植えがスタート収穫したカブを確認する落合一楽さん収穫したカブを確認する落合一楽さん 6月にかけてカブの収穫が最盛期を迎えています。所沢市の落合一楽さんの圃ほじょう場でも、3月下旬から本格的な収穫作業がスタート。天候にも恵まれ、品質も上々です。 JA管内では約50人がカブを生産。県内でも有数の産地として知られており、メディアからの取材も受けるほどです。落合さんは「葉も美味しく味わえるので、丁寧な収穫を心掛けている。カブの甘さと歯ごたえをぜひ楽しんでほしい」と笑顔を見せました。 収穫されたカブは京浜市場をはじめ、東北地方や長野県などにも出荷。JA直売所でも販売されています。甘さと歯ごたえが特徴カブの収穫が最盛期 JAは4月24日と25日の2日間、川越市と富士見市の水田でサトイモの定植作業を行いました。 JA管内は、全国でも有数のサトイモの産地として知られ、共販出荷者の栽培面積はおよそ172㌶にも及びます。 水田栽培は農業用水を利用するため、かん水作業が容易にできるほか、大規模で栽培できるメリットがあります。水田での試作栽培は昨年に続き2回目で、今年度は延べ20㌃の水田に定植しました。 JAでは今後もさらなる生産拡大を図るため、水田での作付けを検証し、普及拡大につなげていく予定です。 いるま野アグリは4月11日、JA管内の主力米「彩のきずな」や多収性品種「ちほみのり」の種子の鉄コーティング作業を行いました。鉄コーティングした種子は、圃ほじょう場に直ちょくは播することが可能で、農作業の省力化や低コスト化につながる栽培技術として注目されています。 作業は、あらかじめ浸種した種子に鉄粉と焼石膏をコーティングマシンで混ぜ合わせ後、シートに広げ熱を逃がして酸化を促し1週間ほどで完成しました。今年度は、米生産者から260㌔(約7㌶分)の作業受託があり、昨年度に比べ大幅に増加しました。3月に行われた定植準備(富士見市にて)3月に行われた定植準備(富士見市にて)種子の鉄コーティング作業をするいるま野アグリ職員種子の鉄コーティング作業をするいるま野アグリ職員水・・・田でサトイモ試作栽培水稲種子の鉄コーティング低コスト・省力化稲作実現へ10「いるま野」2019.6

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