JAいるま野 広報誌 2019.5 | No.277
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 農作業中にケガや体調不良を起こさないように、今一度安全確認しましょう。 以下の項目についてチェック(☑)をし、出来ていない箇所は改善しましょう。□ 農業機械に詰まりや不都合が生じた時、エンジンを止めてから作業を行っていますか トラクターや草刈機などの農業機械の詰まりを取除く時に「ちょっとだけだから」とエンジンを止めずに対処をしたことで、急に機械が動き出して死亡、ケガをした事例が多くあります。入間地域では過去10年間に、粉砕機、脱莢機、にんじん収穫機、ヘッジトリマー、コンバインへの巻込みによる骨折や指切断などの事故が起きています。機械の詰まりの除去や点検作業を行う際には、必ずエンジンを止めましょう。□ トラクター使用時は安全キャブ・フレームを装着し、シートベルトを着用していますか 死亡事故につながった事故に「安全キャブ・フレームがなかったため、機械の下敷きになった」「シートベルトを着けていなかったため、車外に投げ出された」等が挙げられます。 トラクターは安全キャブ・フレームを装着し、シートベルトを着用しましょう。□ 農業機械を使う時は、巻き込まれないような服装で行っていますか 機械の回転部分への巻き込みを防ぐため、服装に注意をしましょう。特にタオルを首にかけるときは、端を作業服の中に入れ込むなど注意しましょう。 また、タオルを首に結ぶと、機械に巻き込まれた時タオルがはずれずに、首が締まる恐れがあるのでやめましょう。□ 道路を農業機械で走行する際は法令を順守し、安全に気をつけていますか トラクター等の農業機械で道路を走るときは法令を順守しましょう。車種にあった免許を取得し、ナンバープレートを付ける必要があります。また、安全に配慮した対策として、低速車マークを農業機械に貼付すると夜間の衝突回避に効果があります。□ 電話、水、救急セットを携帯していますか□ 行き先を家族や他の作業員に伝えてから出発していますか 作業中にケガや体調不良を起こした場合、早めの処置が重要です。 農作業の際には、携帯電話(緊急連絡先を登録したもの)、飲料水、救急セットを必ず持っていきましょう。飲料水は飲み物としてだけでなく、傷口を洗い流す役割もあります。 また、出掛ける時には作業場所と帰宅予定時刻を他の人に伝えるよう習慣づけをしましょう。□ のどが渇いていなくても、定期的に水分を補給していますか 冬から春に向かい、暑さに体が慣れていない中で気温が上がってくると、農作業中の熱中症が心配されます。対策として、適度な休憩をとり、水分や塩分をこまめに補給しましょう。   イラスト・写真:       農林水産省Webサイト【本ページに関する問合わせ】川越農林振興センター ☎049-242-1804安全に農作業ができているか確認しましょう!07「いるま野」2019.5

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