JAいるま野 広報誌 2019.5 | No.277
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 「トラットリアスタイル(※)の店内で気軽にイタリア料理を味わってほしい」と話すオーナーシェフの宮木さん。添加物なしの自家製にこだわり、何かと忙しい現代社会で素材の味をきちんと感じられる食事を提供したいと言います。 宮木さんは脱サラ後に横浜のイタリアンレストランに勤務。その後イタリアのトスカーナ地方などで修行を積み、「ラ・フィオリータ」をオープンして10年目を迎えます。イタリアではいわゆる「地産地消」が根付いていて、地元食材を活かした料理が当たり前とのこと。自分の店でも厳選した食材と地元のものを極力使用し、旬を感じられる料理を心掛けているそうです。 「ナス、ズッキーニ、ルッコラ、キンカンなど、定番として前菜料理に入るサラダ系のものや、ボイル系の野菜などはあぐれっしゅふじみ野でよく購入しています」と宮木さんは話してくれました。その他にもジャガイモやホウレンソウはニョッキ(団子状のパスタの一種)に使用したりと、週二回程は直売所に通ってくれています。「仔羊肉の白ワイン煮込みアブルッツオ風」。イタリアの復活祭で食されることが多く、ジャガイモ、ブロッコリーが入る春先のメニュー。ドルチェもすべて手作り。ガトーショコラ、ティラミス、パンナコッタ、ジェラートなど、お祝いで利用される方からの注文が多い。①落ち着いた雰囲気の店内。「ふと立ち寄りたくなるようなお店でありたい」と宮木さんは言う。②「ボンゴレビアンコ」。大きめのアサリにコマツナ、ミニトマト、アヤメユキカブが使用されている。③お店はふじみ野駅西口から徒歩3分。通常はアラカルト(メニューから一品ずつ注文)で提供するが、コース仕立ての予約やテイクアウトも可能。気軽に楽しめるイタリア料理旬の素材を活かし、パンからデザートまで自家製のこだわりイタリア料理LA FIORITAラ・フィオリータ富士見市オーナーシェフ 宮木 啓充さん②①③※イタリアでは高級店を「リストランテ」、大衆向けを「トラットリア」という。04「いるま野」2019.5

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