JAいるま野 広報誌 2019.5 | No.277
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JAirumano News   いるま野アグリが育苗した春夏野菜苗の荷渡しが、3月中旬ピークを迎えました。 同社は、生産者の作業負担軽減や遊休農地解消のための農作業受託事業などを行っています。中でも野菜苗の生産・販売は年々増加。およそ500件を数えます。3月下旬までにブロッコリーやキャベツ、ネギなど10品目28品種を生産者らに供給しました。 矢島隆弘課長は「需要が高まる中、より生産しやすい品種を選んでいる。今後もJA各生産組織の声を聞きながら、幅広い要望に応えていきたい」と話しました。苗の出荷準備をするいるま野アグリ職員苗の出荷準備をするいるま野アグリ職員春夏野菜栽培に向けいるま野アグリが苗を供給   3月15日、狭山市内で「野菜移植機の実演会」を開催しました。実演会はJAさといも部会の部会長を務める室岡英紀さんの圃ほじょう場で行われ、生産者やメーカー関係者ら約70人が参加しました。生産者らは各メーカーの説明を聞いた後、機体の操作性などを確認。室岡部会長は「うまく使いこなせば農作業の軽減につながる」と手応えを話しました。 全国有数のサトイモの産地として知られる県南西部は、現在400人以上の生産者がサトイモの生産に取り組んでいます。今後、定植作業の時間を軽減することで、さらなる生産規模の拡大と農家所得の向上を目指します。移植機の性能を確認する生産者移植機の性能を確認する生産者サトイモ定植を機械化へ規模拡大目指し移植機実演会農業収穫体験ツアーで准組合員との絆を強化 JAは3月16日、准組合員を対象に「食」や「農業」を通じ、地域農業への関心を高めてもらおうと「東洋ライス工場見学とイチゴ狩りツアー」を開催し、39人が参加しました。 参加者は東洋ライスサイタマ工場(坂戸市)を訪れ、「彩のきずな」などで作られる「金芽米」の特徴や製造工程を学んだほか、JA組合員が経営する「川越いちご園 すじの」でのイチゴ狩りやJA農産物直売所「あぐれっしゅ川越」での買い物を存分に楽しみました。 参加者から「バスの車内ではJAの役割などの説明があり、理解できた。今後も地域農業やJAの事業を応援していきたい。また、このような企画を行ってほしい」といった感想がありました。バスの車内で「JA」について説明する職員地域農業に理解を深めながらイチゴ狩りを楽しむ参加者10「いるま野」2019.5

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