JAいるま野 広報誌 2019.4 | No.276
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入間市 宮寺岩田 孝三郎 さん好奇心が生み出す好奇心が生み出す宮寺農業塾生の新鮮野菜宮寺農業塾生の新鮮野菜――就農したキッカケを教えてください。 私は62歳で退職した後就農し、現在7年目を迎えます。きっかけはJA宮寺支店で「農業塾生募集」の案内を見たことでした。農業の経験はほとんどなかったので、1年目は塾で作付けした野菜を授業どおりに自宅の圃ほじょう場でも栽培。2年目から自分なりに作付けし、少しずつ収穫できるようになりました。 しかし、就農当初は苦労の連続でした。塾でいくら学んでいるとは言え、圃場によって生育が異なるのです。専門家の方からは「土壌の状態が良くない」とアドバイスを受けるなど、農業の難しさを痛感しました。「もっと簡単に収穫できると思ったのに…」というのが正直な気持ちでした。――孝三郎さんにとって、農業の魅力とは  現在、約30㌃の圃場で年間20種類程の農産物を育てられるまでになりました。高齢なので、種類も絞って少しずつやっていきたいと思ってはいるものの、農業の楽しさを一度味わうともっと色々なものを育てたいという好奇心が芽生えてきます。私にとって農業は、もはや趣味と言えるかもしれません。 毎週土曜日、宮寺支店で開かれる「軽トラ市」。お客様からの「美味しかった」のひと言を励みにこれからも地道にがんばっていきたいと思います。 就農を考えているみなさん。まずは気楽に趣味程度にはじめて、少しずつ広げていってほしいと思います。楽しむ気持ちがいちばん大切です。圃場のそばにあるイチョウの木。昨秋、2本の木から約1万粒の銀杏を収穫した。手塩にかけて育てたホウレンソウ。JA「入間農産物直売所」にも出荷している。農業は、もはや趣味!06「いるま野」2019.4

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