JAいるま野 広報誌 2019.3 | No.275
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⑵ 極早生品種「五百川」の試験的生産と販売 当JAでは消費者ニーズに応えるために、現状は毎年8月早々に九州地方から新米を仕入れて販売しています。今年より導入する「五百川」は、JA管内でも5月上旬に田植えをすると、8月早々には収穫が行える「極早生品種」です。管内で生産された新米をいち早く消費者にお届けすることを目的として、19年産より「五百川」の試験的な生産・販売に取り組みます。 「五百川」の発売開始は今年の8月10日前後を計画しています。米粉用米・飼料用米(水田活用米穀)の継続的取り組み 近年、米の消費量の減退について取り上げられる機会が増えていますが、当JAでは米の需給と生産者所得の安定を目的に、米粉用米と飼料用米の生産体制づくりに関係機関と継続的に取り組んでいます。19年産米については、多収性品種で産地交付金(12,000円/10a)が得られる知事特認品種「むさしの26号」の生産に本格的に取り組むこととします。 なお、従来の米粉用米・飼料用米や「むさしの26号」については、生産等にあたって諸条件があるため、販売部・米麦特産課もしくは担当地域の営農推進員へお尋ね下さい。19年産米のカントリーエレベーター集荷 19年産米において当JAカントリーエレベーターで集荷させていただく品種は、主食用米として「五百川」「コシヒカリ」「彩のきずな」「彩のかがやき」の4品種、米粉用米として「むさしの26号」となります。 また、温暖化の影響もあり年々収穫時期が早くなる傾向にありますので、左図の集荷イメージを参考に播種や田植えを行っていただき、集荷及び渋滞対策にご理解とご協力をお願いします。※米粉用米は全農埼玉県本部に委託販売となります。マーケット・イン(需要に応じた生産と販売)の取り組み強化 食料の流通や消費の在り方が変化する中において、当JAが基本方針として掲げている「農業者の所得増大・農業生産拡大への挑戦」の具体的実践策として、マーケット・インの取り組みを強化します。実践強化にあたっては地域の担い手・規模拡大農家・各生産組合と連携し、売り方や販売先等の事前提案を行い、需要に応じた生産と販売を目指します。育成地:福島県生立ち:平成15年にコシヒカリの突然変異種として発見され、平成22年に品種登録されました。食 味:コシヒカリ並み特 徴:田植えから3ヶ月で収穫できる極早生品種。5月上旬に田植えをすることで、8月初旬の台風到来シーズン前に収穫できる。草丈が短く倒伏リスクが低い品種です。極早生品種「五ごひゃくがわ百川」の詳細情報品種/集荷時期8/上旬8/中旬8/下旬9/上旬9/中旬9/下旬10/上旬~五 百 川コシヒカリ彩のきずな彩のかがやき〈米粉用米〉むさしの26号実需先品 種特 徴内 容東洋ライス(株)彩のきずな管内の生産環境に適したJAいるま野独自ブランド品種金芽米「彩のきずな」(株)ローソンゆうだい21収量性に難はあるが、冷めても美味しく弁当に適した品種「ローソン」のお弁当(株)吉野家大粒ダイヤ収量性が高く業務用米として好評価を得ている品種牛丼屋等の業務用向け小江戸鏡山酒造(株)さけ武蔵埼玉県で育種した酒造好適米「小江戸鏡山酒造」の地酒冷凍食品加工会社ほしじるし収量性が高い品種「ニチレイ」等の冷凍米飯等ちほみのり業務用米として試験栽培中集荷混雑時期■取り組み品種一覧03「いるま野」2019.3

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