JAいるま野 広報誌 2019.2 | No.274
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精算担当  鈴木帆南 職員      森田久美子 職員 共販野菜全般と花卉の精算業務、及び野菜価格安定事業(※)の処理等を2人で担当しています。精算業務は取扱品目や出荷規格も多く市況も日々変わるので、各品目担当者との連携はとても重要になります。 生産者のために、一日でも早くミスなく代金を振り込めるよう努めています。野菜一元共販連絡協議会       池上善一 会長 共販出荷の強みは、市場の要望に対してしっかり計画出荷を行うことができることです。共販の方々は栽培技術やプロ意識が高く「品質」「量」の二本柱で他県産に負けない野菜作りに励んでいます。 29年、28年度は厳冬期が続き全国的に野菜の品薄状況が続きました。各市場からの年末年始出荷の要望に、他県の産地は計画出荷ができない状況でしたが、JAいるま野の担当者は「プロ意識の高い生産者が多いので、必ず計画した数量は出荷します」と我々を信じ、市場と粘り強く交渉してくれました。我々生産者側も長年培った高い技術があります。皆それぞれが工夫を重ね計画出荷を行いました。生産者の高い意識とJA担当者の熱意で、JA共販の強みが発揮できたと思っています。 農業者の高齢化が進む中において、JAには是非、将来的な視点に立って「我々JAは産地の振興をこう考えています」と、大きなビジョンを示してもらいたいと思っています。管内には農業に励む若い後継者も多いので、ビジョンを示すことで希望を持って農業に取り組むことができるはずです。 協議会が発足し22年が経過しました。私は現会長として諸先輩たちが築き上げてきた信頼と実績を、さらに上積みしていきたいと考えています。JAと力を合わせて仲間を増やし、「協議会に入っていたお陰で農業を続けることができた」と、皆さんが実感してもらえる組織にしていきたいと思っています。販売部 江原吉信 部長 例年の異常気象で生産者の皆さんは大変苦労しながら生産を行っています。この苦労・想いをJAはしっかりと販売につなげていかなくてはなりません。JAでは15年前より「いるま野共計(共同計算)販売」が開始され、市場等に対し出荷量ロットを活かしたJA分荷が実現しています。 JAも市場担当者と日々直接交渉を行い、責任を持って高値販売に取り組んでいますが、高値販売は我々職員だけでは成り立ちません。生産者のご協力により計画出荷をして頂いていることが有利販売の大きな要です。今後も組織を活性化し、生産者の皆さんと共に「農業者の所得増大」「農業生産拡大」に努めていきます。※価格安定事業……指定野菜の価格低下時に生産者へ補給金が交付されるもの。共販出荷の優位性、生産者仲間の努力、今後のJAに期待することについて語る池上会長「生産者の皆さんとJAで力を合わせ、今後も有利販売につなげていきたい」と語る江原部長品目担当者と価格確認を行い、正確な精算を心掛ける鈴木職員㊧と森田職員㊨。05「いるま野」2019.2

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