JAいるま野 広報誌 2019.1 | No.273
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 飯能市・日高市西部から秩父郡の南東部にまたがる「奥武蔵」と呼ばれる地域。戦前より西武鉄道池袋線の前身である武蔵野鉄道が、観光宣伝のため使い始めた呼び名で、「武蔵野の奥にある山地」という意味だそうです。標高1,000m以下の山々が広がるこの一帯は、荒川支流の入間川や高麗川の上流部にあたり、東京からも近いため多くのハイキング客も訪れます。 また、西川材としても有名で林業が盛んであったことは良く知られた話ですが、国道299号線から脇道に車を入れると、その山々の南斜面には、先祖伝来の農地が今も組合員さんの手で守られていました。 つづら折りに登り詰めた山上にしっかりと整備された圃場が広がり、管理が行き届いたそれは、一目で大切にしている持ち主の心意気を伝えてくれます。紅葉の奥武蔵 山上の農業を巡る車窓からはうかがい知れない山上の畑。小道を登り詰めたその先には、色とりどりの農業がありました。03「いるま野」2019.1

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