JAいるま野 広報誌 2018.9 | No.269
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人気農家カフェで地元農産物を味わう丹精込めて育てた農産物を身近に感じてほしいと近年、農家カフェを開業する農家が全国的に増えています。今月の特集は管内の人気農家カフェをご紹介します。カフェ巡りで地元農産物を味わい、心地良い時間を過ごしてみませんか。光明媚な田園風景が広がる川越市の伊佐沼のそばに、行列ができる農家カフェがあります。自家栽培するコシヒカリや野菜などを使った料理を提供し、オープンから4年が経過した今では、店主夫婦の素朴な人柄や料理の美味しさが評判で、市内外から多くのファンが来店します。 「農家カフェ ましゅましゅ」を経営するのは芹澤直樹さん(46)と妻の深雪さん(43)夫婦。カフェを始めたきっかけは、流通業界に長く勤めていた直樹さんが「会社の商品開発はお客さんの顔が見えにくく、接点がなかった。それなら自分で店を構え、大好きな料理を作って食べてくれるお客さんの顔が見たい」と会社を退職したことでした。学生の頃に調理師免許を取得していた直樹さんは、開店に向けて準備を進めながら、県内外や旅先のカフェを夫婦で訪れ、メニューや建物の造りを参考にしました。 カフェは平成26年の1月にオープン。外壁は黒色を基調とし、窓枠は赤色が使われたお洒落な建物です。約30人が入れる広い店内は木の温もりを感じることができます。お子様連れの来店者も食事をゆっくり楽しめるようにと、テーブル近くの棚には絵本が置かれ、直樹さん夫婦の来店者に対するきめ細やかな気配りを感じることができます。 看板メニューの「ましゅ飯プレート」は、ご夫婦お気に入りの北欧製の器に、炊き立て自家製コシヒカリが盛られ、半熟目玉焼きがご飯の上に乗ります。半熟目玉焼きにスプーンを入れるとトロリと流れ出し、アボカドやトマト、ミートソースと絡めて食べると良く合います。食欲が落ちる夏場でもお薦めの一品です。 セットメニューの野菜の入ったスープや妻の深雪さんが作るオリジナルドレッシングもサラダの美味しさを引き出します。使用する野菜は自家栽培したものが基本ですが、メニューや季節に応じて近所の農家や地元直売所などで購入してい芹澤さん夫婦がお薦めする「ましゅ飯プレートのシフォンケーキセット」1,300円(税込み)農家カフェましゅましゅ川越市伊佐沼(芳野支店管内)両親と育てたコシヒカリ両親と育てたコシヒカリトマトやミートソースがマッチする「ましゅ飯プレート」トマトやミートソースがマッチする「ましゅ飯プレート」風02「いるま野」2018.9

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