JAいるま野 広報誌 2018.6 | No.266
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飯能市 芦苅場小谷野 伸一 さん農業をする仲間を増やし、農業をする仲間を増やし、地域を活性化させたい地域を活性化させたい 地域は高齢化が進み、耕作放棄地が増えています。非農家の方でもこの地に来て、本気で農業を志す人がいたら、農業で生計を立てられるようになるまで、出来る限り協力して一緒に地域農業を盛り上げていきたいと思っています。 就農して32年。両親と妻でイチゴとブドウをメインに栽培し、イチゴ狩りや直売を行っており、12月から5月中旬までがイチゴシーズンとなります。イチゴが終わっても、休む間もなく8月からのブドウ収穫に向け、誘※引、整※房、袋かけなどの管理作業に入ります。 実は子どもの頃、出荷に追われている両親の姿を見て農業は継がないつもりでしたが、昭和47年頃に両親がブドウ栽培を始め、来園者に対して笑顔で接客する姿が印象に残り、「楽しそうだな」と感じ中学生の時に農業を継ごうと決意しました。 今はイチゴ狩りの来園者が帰り際に「お腹一杯。美味しかったよ」と言ってくれる言葉にとてもやりがいを感じます。自分の栽培に対するこだわりが受け入れてもらえていると思うと、嬉しくなります。 平成26年2月の大雪でハウスが全壊した時は、多くの方々に再建に向けた支援をいただきました。今でも感謝の気持ちを忘れていません。これからもひたむきに農業と向き合っていきたいと思います。准範士六段 副道院長として、少林寺拳法を広めています生育具合を確認する伸一さん感謝を忘れずにこれからも農業と向き合いたい※誘引…均等に陽光が当たるよう、枝の先端をワイヤーなどでくくりつける作業。※整房…粒揃いを良くするために房を間引くこと。06「いるま野」2018.6

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