JAいるま野 広報誌 2018.4 | No.264
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川越市 藤間新井 一樹 さん創意工夫でサトイモづくり創意工夫でサトイモづくり 「野菜づくりも最近の異常気象等を含め、時代を見据えた経営感覚が大切」と、ここ何年かで強く感じています。 私で7代目ですが、父の農業感覚を参考にしながら絶えず新しい情報にアンテナを張っています。両親の農業に対するひた向きな姿を小さい頃からずっと見ており、この道に自然と入ることが出来ました。現在は、両親と妻の4人でサトイモ、ホウレンソウ、エダマメを栽培し、JAに共販出荷しています。 1月には、県さといも共進会(土垂の部)で農林水産大臣賞を頂くことが出来ました。サトイモづくりにおいて、灌水等のタイミングももちろん大事ですが、細心の注意を払っているのが種イモの選定です。芽を入念に見ることで形が良く、収量のあるサトイモが収穫出来ます。そのためにも、春まで穴(室むろ)の中で良い状態で保存することも大切な事です。 試行錯誤を繰り返し、これまでに度重なる失敗も経験しましたが、思った通りのサトイモが出来ると、日頃の小さな積み重ねが実ったのだと思え、「やったぁ」という感じでとても嬉しいですね。 これからも多方面からの有益な情報を自分のものにして、コストを意識しながら収穫量が上がる栽培方法を、他の野菜でも続けて行こうと心新たに取り組んでいます。サトイモを室で保存することで良い状態に保てます両親と一緒にホウレンソウの出荷作業時代を見据えた経営感覚が大切06「いるま野」2018.4

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