JAいるま野広報 2016年9月号 No.245
4/20

特集★★出穂~登熟期の気象経過~8月以降は高温の見通し~ ①7月の気象概況は、平年と比べて平均気温25・6℃(+0.5℃)、日照時間(93%)は平年並み、降水量(35%)は極端に少ない状況でした。(梅雨明けは平年よりも7日遅い7月28日) ②7月28日発表された「向こう1か月予報」では、今後の天候は数日の周期で変わりますが、気温は高い見込みの予報が出ています。水稲の生育状況~昨年より「出穂」はゆっくり~ ①生育状況は、4月下旬~5月上旬植えが草丈は高く、茎数はやや多い。5月中旬~下旬植えが草丈は高く、茎数は平年並みに生育しています。 ②出穂期は、4月下旬~5月上旬植えのほ場が、7月24日頃で昨年より2日程度遅くなりました。5月中旬・下旬植が5日程度遅れている状況です。(8月1日現在)病害虫の発生状況~カメムシに注意!~ ①カメムシ類は、斑点米の原因となりますので注意しましょう。(※防除適期は、乳熟期まで) ②出穂後にフタオビコヤガの被害を受けると、収量にも大きく影響しますので、適時、田まわりをして早期発見・早期防除に努めましょう。水管理~早期落水しない!~ ①【穂ばらみ期~穂揃い期】 深水管理にします。 ②【穂揃い期~収穫時期】 間断かん水にします。(高温時は深水にします) ※高温が続く場合、稲の消耗と根の老化を防ぐため、夕方から夜間のかん水が効果的。 ※出穂後30日までは落水しない。早期落水は玄米品質低下の原因になります。適期収穫による良食味、 安定品質を目指して平成28年産米の総仕上げ!最後の仕上げは適期刈取り!ⓒtorezou①②深水(花水)浅水管理(強風時深水)中干し 間断かん水間断かん水落 水水 深収 穫分げつ始め分げつ盛期有効分げつ決定期最高分げつ期幼穂形成期穂ばらみ期出穂・開花期田 植活 着04「いるま野」2016年 9月号

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer9以上が必要です