JAいるま野 広報誌 2019.2 | No.274
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■販売部の業務イメージ① 出荷業務の流れ② その他の業務○出荷予約・出荷予約の取りまとめ○地域出荷計画の 取りまとめ○生産支援・生産拡大○生産者への情報発信○会議開催(野菜部会等)○生産者、圃場の巡回○集荷・出荷品の検査・検品・真空予冷での品質保持○出荷・出荷品の仕分け作業・積込み作業○精算事務・取引先別の販売内容の確認○代金精算・生産者への振込営農販売センター ○ニーズを捉えた 販売提案・発信○販売計画の作成○生産者への情報発信○会議開催(野菜協議会等)○取引先との商談、訪問○販売促進に向けた 宣伝活動○分荷・出荷予約の確認・販売状況の確認・価格交渉・仮分荷の作成・配車手配・本分荷(取引数量の確定)・市場へ報告 販売推進課営農販売センター 販売推進課現在の共販体制と各職員の業務 当JAでは今春より営農部門の機構を見直しました。共販体制を統括運営する「販売推進課」と、各地域との具体的調整を図る3つの「営農販売センター」を同じ販売部内に配置しました。これにより同じ所管内で、本店と生産者に最も近い営農販売センターが一体となって販売業務に取り組めるようになり、より一貫した共販体制に改善されました。 これら部署の業務概要は左図の通りです。出荷計画の作成から代金精算までの一連の業務について、現場と販売推進課、そして各生産者部会を通じて各々調整が図られることが見て取れます。この体制が上手く機能してはじめて、市場関係者や量販店等のニーズにしっかりと応えられる産地として機能するのです。 共販組織に加入されていない組合員の方には、なかなかその業務の細部までイメージすることは難しいかもしれません。当JAではどのような管内のメリットがあり、生産者の所得増大と産地振興のために、職員はどのように役割を認識し、どんな課題に取り組んでいるのか。それぞれの話を聞き、組合員の皆さんへお伝えしたいと思います。サトイモ・エダマメ他担当        三上和也 主任 私の担当では、共販出荷会員の皆さんが生産した農産物を、販売先の需要に合わせて価格形成をつくりながら販売することを使命としています。産地と販売先を繋ぐ立場として、対話や連携を常に心がけ業務に取り組んでいます。 商談では生育状況を踏まえ、今後の出荷時期や数量・品質等を予測し価格交渉を行いますので、情報を掴むために、各地域の営農販売センターと連絡を取り合うことはもちろん、圃場に足を運び実際に目で見て確認し生産者の声を聴くことが欠かせません。 また、担当品目のサトイモは数量、品質共に全国トップレベルの産地です。現在、後継者のいる農家を中心に栽培面積の維持拡大を行っていただいていますが、サトイモ作業の中で年明け出荷向けの土の室に伏せ込む作業は重労働で大きな負担となっています。このことから、作業の省力化に向けた軽減資材の研究にメーカーと一緒に取り組んでおり、生産者の安定出荷に結び付けていきたいと考えています。 エダマメについては、生産者が食味を重視し品種選定したブランド「いるまめ」の売り込みや、新鮮な商品を届けるための包装資材の研究に取り組んでいます。今後もレベルアップに努め、生産者・販売先と一丸となって消費者に喜んでもらえる取り組みを進めていきます。 高齢化等により今後は生産量の確保が課題となります。新たな生産者の加入運動を展開しており、共販事業の魅力や強みを広く理解してもらい、多くの皆さんに共販出荷をしていただく事が、何よりも産地を強くし、販売価格でも生産者に還元できると考えています。商談は京浜市場をはじめ、北は北海道、南は九州まで全国各地の量販店等と行う。03「いるま野」2019.2

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