JAいるま野 広報誌 2018.11 | No.271
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JAirumano News     入間市の㈱いるま茶業(旧入間くみあい製茶)はこのほど、ASIAGAP(アジア版農業生産工程管理)の認証を、茶の品目としては県内で初めて取得しました。 ASIAGAPは、JGAP(日本版農業生産工程管理)を充実させ国際水準を目指したもの。茶の管理手法は、農場運営、食品安全、環境保全、労働安全、人権・福祉の5項目に大別され、さらに細分化された項目は196に上ります。 同社の代表取締役を務める的場利夫さんは「取得を機に消費者や食品事業者の信頼向上に努め、持続可能な農業経営の確立を目指していきたい」と今後の抱負を話しました。 「富(とめ)の川越いも」と呼ばれ、市場評価の高いサツマイモの収穫が最盛期を迎えました。「富の川越いも」は三芳町川越いも振興会の会員農家によって生産されたサツマイモの総称で、栽培面積はおよそ29㌶にも及びます。 紅色の皮と糖度の高さが特徴のサツマイモは周辺の平地林から落ち葉を集め、2年近く発酵させてから圃場(ほじょう)にすき込む伝統農法「武蔵野の落ち葉堆肥農法」によって生み出されます。 同会会員の高橋敦士さんは「富の川越いもは地域ブランド。しっかりとした品質のものを届けたい」と話しました。㈱いるま茶業の的場代表㊥ら役員㈱いるま茶業の的場代表㊥ら役員収穫作業を行う高橋敦士さん収穫作業を行う高橋敦士さん「茶」で県内初!㈱いるま茶業がASIAGAPの認証を取得富(とめ)の川越いも収穫が最盛期   JAとJA共済連埼玉県本部は9月15日、三芳町の文化会館コピスみよしで「JA共済アンパンマン交通安全キャラバン」を開催しました。JA管内の親子約580人が参加し、歌や踊りを交えて交通ルールやマナーを楽しく学びました。JA共済では、児童の交通事故が増える中、正しい交通ルールやマナーを身に付けてもらおうと企画しました。会場では、「今日覚えた交通ルールをちゃんと守れるかな」とのアンパンマンの問いかけに「はーい」と元気いっぱいに返事をしていました。握手会も行われるなど、1時間ほどの公演は大盛況でした。イベントの様子イベントの様子親子で楽しく正しい交通マナーJA共済アンパンマン交通安全キャラバン   JAや行政などでつくる三富地域農業振興協議会は9月8日、狭山市市民交流センター・コミュニティホールで、JA管内の三富地域で古くから営まれている循環型農業の保全のあり方を考える「農と里山シンポジウム」を開催し、県内外から110人が参加しました。 会場では講演会やパネル展示が行われ、参加者は循環型農業の機能や役割に理解を深めました。同協議会の大澤道則会長は「三富農業を未来に引き継ぐには生産者と消費者が価値や機能を共に考え、行動することが大切だ」と参加者に呼びかけました。あいさつする大澤会長あいさつする大澤会長『「農」と里山シンポジウム』で循環型農業を学ぶ11「いるま野」2018.11

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