JAいるま野 広報誌 2018.4 | No.264
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資格取得までの苦労と今―――資格に挑戦したきっかけは?嶋村‥以前は惣菜売り場の担当でしたが、お客様から「この野菜はどうやって食べるの?」と聞かれても、質問に上手く答えられない自分がもどかしくなり、食育ソムリエを学びたい、と自分で店長に希望しました。星野‥パート当初は「食育ソムリエなんて資格があるんだ・・・」程度にしか思っていませんでしたが、当時の店長が仕事に役立つからと勧めてくれたのがきっかけでした。―――家での勉強は大変だったのでは?嶋村‥仕事や家事を終えた後、家族が寝静まってからテキストを広げました。資格取得に向けた勉強は大変でしたが、認定証を手にしたときは念願が叶ったと「ほっ」としたのを覚えています。勉強の甲斐あって、今ではお客様とだいぶ自信をもってお話できるようになりました。星野‥当初は野菜や食に対して特別な興味はなく、野菜の切り方や保存法なども自己流でやっていたので、講座は主婦としても使える知識が増えてとても勉強になりました。 「食育ソムリエ」での勉強がきっかけで、野菜のことをもっと知りたくなって、その勢いのまま民間資格の「野菜ソムリエ」にも挑戦しました。講座が大宮までの通いだったのでこの時も大変でしたが、人間、好きな事にはエネルギーが湧くものですね。(笑)どちらの資格も今の仕事に大いに役立っています。休日の過ごし方、日常の研究等―――ソムリエになってからの日常は変わりましたか?嶋村‥休日は、「今度はこのレシピを作ってみようかな」といろいろ本を見て料理します。家族の夕食作りも「試作品」の一つです。(笑)また、JA管内の直売所にも行って、同じソムリエの仲間の仕事ぶりを学んだりもしています。星野‥時間のある時は、生産者の方の畑に寄って、野菜の生育具合やどんな作業をしているのか見に行くこともあります。食育ソムリエになってからは、野菜への興味が広がりました。今、資格を取得して本当に良かったと実感しています。食育ソムリエとしての苦労話―――仕事の中で大変なことは?嶋村‥生産者の方が思いを込めて出荷してくれた新しい野菜を、私たちが積極的に店頭でPRしても、売れ残ってしまうことがたまにはあります。そんな時は、ソムリエとして申し訳ない気持ちにもなります。でも、こんな時も生産者の方と相談して、しっかり次につなげるよう研究します。星野‥このレシピを紹介したいと思っていても、店内の混雑時や人手が足らないときなどはうまく出来ない時もよくあります。店長や職場の仲間で相談しながら、仕事のやり繰りを少しずつ改善していきたいと思っています。楽しい出来事―――楽しいエピソードも教えてください。星野‥以前、私たちが紹介したレシピを気に入ってくれた資格取得に向け、半年間使ったテキスト類深夜までかかったレポート作成「今後、食育ソムリエの役割が重要となってくるので、期待しています」と新井純也店長㊨04「いるま野」2018.4

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